デジタルノベルとノベルゲーム制作における基礎知識まとめ

ノベルゲーム制作

初めに

ここではノベルゲームとは何か、そしてノベルゲームに付属する似たような言葉の意味をまとめているので少しでも参考になればと思います。wikipediaやほかのサイトでもいろいろノベルゲームの説明がありますが、ここでは個人的な解釈でこうした方がわかりやすいのではないかと改良してあります。

言葉の定義ははっきりとさせた方がスッキリしますし、管理人がこういう風に使い分けているのだなと知ることもできるので、このブログに来たからには是非とも見ていってくださいね。

また個人的見解なので鵜吞みにしないようにお願いいたします。

すべてはデジタルノベルから始まる

まずノベルゲームやビジュアルノベルといった言葉は全て、デジタルノベルという言葉から派生したものです。デジタルノベルとは簡単に言いますが、デジタル=量子化ではございません。ここでのデジタルは「デジタル化」のデジタルと同じ意味となります。

デジタル化とは「ITという革新的技術を利用して新たな付加価値をつけていくこと」と個人的には理解しています(間違っていましたらすみません)。そしてノベル=小説となります。

つまりデジタルノベルとは「ITという革新的技術を利用して新たな付加価値をつけられた小説」ということになりますよね。

ケータイ小説やkindleもデジタルノベルである

私は一時期、ケータイ小説の「小説家になろう」にドハマりしたこともありますし、今現在kindleを利用して読書を楽しんだりしています。これらは全てデジタルノベルということなのです。

楽しんでいる側からすればまったく気にしませんよね。

これらは電子端末が無ければ決して誕生することはありませんでした。よくkindleなんかは紙媒体の読書と一緒に紹介されますが、ケータイ小説に近いものだと個人的には思っています。

デジタルノベルの起源

デジタルノベルは著作権の切れた名作を全文電子化して、インターネット上で公開するというプロジェクト・グーテンベルクが始まりとなっています。これが始まった(初公開された)のが1971年ですから、まだ50年ほどしか経っていないんだなと個人的には思っています。

結構大規模なプロジェクトなのに知名度が低いのは少し気になりますね。起源について調べるのは歴史家のすることですからこれぐらい知っていれば十分でしょう。

デジタルノベルからの分類

デジタルノベルは大きく二つに分類されます。それは電子書籍とノベルゲームです。ここでやっとノベルゲームが登場しましたね。

電子書籍とノベルゲームの違いは文章単体かそうでないかの違いになり、選択肢や音楽、イラストが入っているものは全てノベルゲームに分類されます。

………と言いたいところですが、これだけだとのちに説明する用語との明確な区別がつかないためさらに加えていきます。

それは書籍に対して「読む」以外のアプローチがあるかどうかです。

電子書籍とは

電子書籍には電子コミックも分類されます。またコミックはイラストが入っていても文字と一体化しているため「読む」作業になると思っています。このブログでは電子書籍については触れませんが、機会があればやってみてもいいかもしれませんね。

ノベルゲームとは

そしていよいよノベルゲームの説明になります。ノベルゲームは三つに分類されます。

  1. サウンドノベル
  2. ビジュアルノベル
  3. キネティックノベル

これらの分類は細かいものなので、実際ゲームをプレイするだけだとそんなに気にすることはないかもしれません。

しかしwikipediaを見るとどれもバラバラの説明でいまいち違いが分かりにくいため、私が勝手に分類してしまいます。

ノベルゲームからの分類

サウンドノベルとは

サウンドノベルは、ビジュアルノベルと共にスパイク・チュンソフトの登録商標となっています。

サウンドという言葉の通り音が入っているため、個人的にはテキストに音楽を付属させた作品と考えています。

そして区切られたメッセージウィンドウではなく、画面全体にテキストが表示されるタイプがメインのゲームとします。テキスト量が必然的に多くなってしまうため、高度な文章力が必要になります。小説のように堅苦しい文章はこっちの方が似合いますね。

ですが短編にしてしまえば結構作りやすいため、5分くらいで読み終えることのできる作品をまず初めに作ってみるということも出来たりします。

立ち絵を用意するのが面倒だと思ってしまう人にオススメです。

ビジュアルノベルとは

ビジュアルノベルはビジュアル=視覚ということもあり、サウンドノベルに立ち絵などのイラストが付属したゲームと定義します。絵の下に窓を設置してそこに文章が載っているゲームはこちらに分類されます。

最近のノベルゲームはほとんどこのタイプになっていて、ゲームを作成の際はこのタイプで作ると作りやすいですね。

窓に文章を載せるタイプは文章が短くなり、鍵括弧で言葉を表現することが多くなるというのが特徴です。また、多少文章が上手くなくても立ち絵などでごまかせたりします。

アダルトゲームといったギャルゲーなんかはほとんどこちらに分類されますね(アダルトゲーム=18禁のノベルゲーム、ギャルゲー=18禁関係なく美少女が登場するノベルゲーム)。

キネティックノベルとは

キネティックノベルはストーリー上の選択肢を極力排し、ゲームよりもむしろ対話式要素を盛り込んだ小説に近いのが特徴です。

Keyキネティックノベル公式サイトとあるので、Key作品はこちらに分類されると思われます。アダルトゲームの一部は個別ルートが無い珍しいタイプのゲームもあったりするので、それらもこちらに分類されます。

私は選択肢がたくさんあるよりも一本道で物語が進んでいくノベルゲームが好きなので、キネティックノベルという言葉が広まってほしいと思っています。

個人的意見ですが、今後ノベルゲームよりもキネティックノベルが主流になってくるのではないでしょうか。

というのも2020年10月26日にKey キネティックノベル 公式サイト及び『Project:PORTER』『Project:LUNAR』『Project:LOOPER』の3作品が発表されています。

おそらくどんどん作品が発表されると思われますので活躍に期待しましょう。

まとめ

この記事ではノベルゲームに関係する用語をまとめてどんな意味としてとらえるべきかまとめてみました。

役に立てば幸いです。

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